施工管理技士取得に向けて

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皆さんは、「施工管理技士」という言葉をご存じですか?

施工管理技士とは、簡単に言うと建設工事が計画通りスムーズに進捗するよう、さまざま面で管理・監督する仕事です。

さて、このサイトを発信するにあたり述べたように、私は水道資材をメインに取り扱う仕事をしております。(まだご覧になってない方は、是非ご一読お願いします。)

すいどうのいろは
皆さんの生活に必要不可欠な”水”。そんな水がどのようにして皆様の元に届いてるかご存じでしょうか。このブログでは、そんな水を皆さんの元に届ける”水道”に関する資材をメインに紹介していきたいと思います。私は、水道資材を...

しかし、業界関係の資格を全く持っていません!!(笑)

そこで今回、この業界にいるからには何か資格をとろう!と一念発起しましてこの記事を執筆しております!

目指せ!施工管理技士!です。

今まで通りの水道資材のご紹介と並行して、私の施工管理技士資格の取得までの道のりも共有出来たらと思います。

今回は、施工管理技士についての詳細を勉強しましたので、一緒に見ていきましょう!

施工管理技士とは

施工管理技士とは、建設業法27条に基づいた施工管理技術検定を合格した人に与えられる国家資格です。

建設業法の第27条では、「国土交通大臣は、施工技術の向上を図るため、建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者について、政令の定めるところにより、技術検定を行うことができる。」と定められています。

また、1級と2級に分かれており、それぞれの技術検定において、”第一次検定”と”第二次検定”があります。いずれも受験資格として「所定の実務経験」が必要となります。それらを合格すると晴れて合格証明書が交付され、施工管理技士を名乗ることができます!

第二十七条 国土交通大臣は、施工技術の向上を図るため、建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者について、政令の定めるところにより、技術検定を行うことができる。

 前項の検定は、これを分けて第一次検定及び第二次検定とする。

 第一次検定は、第一項に規定する者が施工技術の基礎となる知識及び能力を有するかどうかを判定するために行う。

 第二次検定は、第一項に規定する者が施工技術のうち第二十六条の四第一項に規定する技術上の管理及び指導監督に係る知識及び能力を有するかどうかを判定するために行う。

 国土交通大臣は、第一次検定又は第二次検定に合格した者に、それぞれ合格証明書を交付する。

 合格証明書の交付を受けた者は、合格証明書を滅失し、又は損傷したときは、合格証明書の再交付を申請することができる。

 第一次検定又は第二次検定に合格した者は、それぞれ政令で定める称号を称することができる。

施工管理技士の役割

「施工管理技士」として行う仕事は、一言で言うと“工事の技術的管理”です。

施工自体を行うというよりかは、工事の管理を行うのが主な目的になり、扱う工事内容によって下記の7つの種類に分かれております。

  • 建築施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工技師

このように様々な工事内容により、それぞれ施工管理技士としての種類があります。

工事内容は多岐にわたりますが、施工管理の仕事はある4つの重要な要素を軸として様々な業務を行います。

施工管理技士の”4大管理”

施工管理技士の4大管理とは、「工程管理」「安全管理」「品質管理」「原価管理」の4要素の管理監督を行うことです。どれも施工管理技士には欠かせない要素になります。それぞれ見ていきましょう!

工程管理

工事を工期内に完了・完成させるために人員配置・スケジュール等を管理・調整する業務です。

発注された工事の設計図に従い、工期内に工事を行う為の手法・人員配置・重機段取等行います。工事が大規模になるほど、煩雑になる為、高度な知識と豊富な実務経験が必要になります。また、現場内で発生するトラブルや天候の影響等にも臨機応変に対応してスケジュールの調整を行わなければなりません。

品質管理

資材の規格や強度が基準をクリアしたものかどうかを確認・管理する業務です。

設計で指定された品質を満たしているかを確認しますが、強度が不足していないか、歪みがないか等の確認も重要です。

原価管理

決められた予算内に工事を完成する為に、材料費や人件費、建設機械リース料等すべての費用を管理する業務です。

限られた予算内で、工事を完成させる為に、適切な人員配置、資材の発注、建設機械のレンタル等工事にかかるすべての費用の原価を事前に計算・把握する必要があります。また工事が進むにつれて、進捗を確認しながら、予算オーバーになっていないかの確認もしなければなりません。工事が無事に完了したとしても予算を大幅にオーバーしていた場合、会社の損失になるので、非常に重要な管理になります。

安全管理

現場で作業する人員が安全に働けるように管理をする業務です。

工事現場で事故などが発生しないように、段差有り等の注意喚起や立入制限の看板の設置をする必要があります。また工具・重機等の点検、作業員の安全教育・健康管理、現場の安全パトロール等も行います。

現場が工期内で竣工できるよう「工程管理」を行い、設計で定められた品質であるかの確認をする為に「品質管理」を行い、予算内で工事を完成させる為に「予算管理」を行い、何よりも事故等を発生させないように「安全管理」を行います。

これらの4大管理を徹底して工事責任者として現場管理を行うのが「施工管理技士」の業務です。

そしてその為には、工事全体を把握している必要があるため、施工管理技士には”経験と知識”が必要になります。

4大管理の他に「環境管理」を追加した”5大管理”という考え方もあります。

品質(Quality)の「Q」、原価(Cost)の「C」、工程(Delivery)の「D」、安全(Safety)の「S」、環境(Environment)の「E」それぞれの頭文字をとって「QCDSE」という略称で表されることもあります。

最後に

今回は施工管理技士について紹介しました。

施工管理技士は、様々な工事現場において必要な存在になります。

施工管理技士になるためには、技術検定に合格する必要があると書きましたが、次は施工管理技士になるためには具体的にどうすればいいのかを勉強していきたいと思います!

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