給水設備について

設備

今回は、給水設備についてお話していこうと思います!

給水設備とは何!?という方は是非一読していただければ嬉しいです。

給水設備とは

給水設備とは、”水を建物内に供給する設備”です。

水源地から導水管・送水管・配水管・給水管を経て、給水設備があることで私たちのもとに水が届きます。

ちなみに私たちのもとにどのようにして水が届くかを過去の記事で紹介してるのでそちらも是非ご覧になってください。

給水設備の種類

給水管

水道本管から建物内に水を引き込む為の配管です。

給水管には、耐食性に優れ、腐食しにくい配管が使用されます。

主に、硬質塩化ビニル管水道用ポリエチレン二層管等が使用されます。

管口径は、一般戸建て住宅の場合、20A・25Aが多く使われます。

集合住宅(マンション・アパート等)の引込管は40A等口径が大きくなります。

貯水槽

上水道から給水管を経て引き込んだ水を、一時貯めておく為の水槽(タンク)です。

貯水槽は、主にマンションやビル等大型の建物に設置されます。

貯水槽の種類は大きく分けて下記の2種類になります。

  • 受水槽:建物の1階又は、地下階に設置されます
  • 高置水槽(高架水槽):建物の屋上などに設置されます。

受水槽に貯めた水を各家庭に給水する仕組みのことを貯水槽水道方式といいます。

その際、受水槽に貯めた水は水圧が弱い為、そのままでは建物内に送ることはできません。

そこで、揚水ポンプ・加圧給水ポンプ等を使用して加圧することで水を建物内に送ります。

揚水ポンプを利用し、受水槽から高置水槽(高架水槽)に水を送り、水が高い所から低い所に流れる力を利用して各家庭に給水する方式を高置水槽(高架水槽)方式といいます。

加圧給水ポンプを利用し、高置水槽まで水を揚げずに各家庭に水を給水する方式をポンプ圧送方式といいます。

貯水槽の材質はFRP製が多いですが、最近はステンレス製もあります。ともにメリット・デメリットがあるので、現場状況に合わせて選定する必要があります。

給水ポンプ

水圧が足りずに建物内に満足に給水できない場合、加圧することで建物内に給水する為のポンプです。

先ほど”貯水槽”を説明する際に給水ポンプの一部を上述しておりますが、改めてご紹介していきます!

  • 揚水ポンプ:受水槽から揚水ポンプを利用し加圧する事で高置水槽に水を送り、水の高低差・重力を利用し各家庭に水を給水します。
  • 加圧給水ポンプ:受水槽から加圧給水ポンプを利用し、各家庭に水を給水します。高置水槽を設置せずに給水することが可能です。
  • 増圧ポンプ:水道管からの水圧に加え、増圧ポンプを利用して加圧することで、各家庭に水を給水します。受水槽・高置水槽を設置せずに給水することが可能です。
給湯設備

加熱した温かいお湯を供給する為の設備です。

主に、電気温水器・ガス給湯器・石油給湯器・循環ポンプ等が給湯設備になります。

キッチンやお風呂等私たちが生活していく上で欠かせない重要な設備になります。

最後に

今回は、給水設備についてご紹介しました!

今度は給水設備とセットでもある”排水設備”についてまとめていこうと思いますので、そちらもご覧いただければ嬉しいです。

ありがとうございました!

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