水が届くまで

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皆さんが生活する上で、水に触れない日はあるでしょうか。

朝起きて顔を洗う時、水を飲む時、手を洗う時、お風呂に入る時等多くの場面で水を使うはずです。

蛇口をひねるだけで出てくる水。今の日本ではごく当たり前の出来事ですが、このような疑問を持ったことはないでしょうか。

 
 

蛇口をひねれば出てくる水はどこから来てるの??

普段生活をする上で、蛇口から出てくる水がどこからきてどのような順路をたどって私たちの元に届くのかを目にすることはあまりないかと思います。

蛇口をひねれば何もなかったところから水が発生するわけではありません。水の道、つまり水道を通って皆さんの生活に供給されるのです。

今回は、水がどのようにして私たちのもとに届くのかを紹介しようと思います。

下記に大まかな流れを記載します。細かい所まで書くとボリュームが大きくなる為、ざっくりとした流れになります。詳細は各自治体で異なる事もある為、お住いの市町村のホームページ等に記載されている場合は、是非確認してみてください。

水源地

私たちが普段使用している水は、主に川の水が水源になっており、水源地に取水口を設けて取水しています。もしくは、貯水池・ダム等人工的に水を貯める施設を作り、雨水や川水を貯めて水源としています。

浄水場

水源地から取水した水(原水)は、そのままでは飲むことができません。原水中に含まれたにごり等を取り除き、消毒して、飲み水にするのが浄水場です。

浄水場内の様々な過程(着水井・混和池・フロック形成池・沈殿池・ろ過池等)を経て浄水処理された水ができあがります。

配水池

浄水場で浄水処理された水は、配水池に貯められます。私たちの生活に必要な水が必要な時に必要な水量分供給されるように貯める施設となります。

昔はRC造の配水池が多かったですが、近年は、より清潔に保てるようにステンレス製の配水池が増加しております。

水道管

配水池から自然流下やポンプによる圧送等で皆さんの元に水が届きます。各施設間を結ぶ水の道が水道管であり、下記に分類されます。

  • 導水管:水源地から浄水場迄の管路
  • 送水管:浄水場から配水池迄の管路
  • 配水管:配水池から市街地迄の管路
  • 給水管:配水管から各家庭迄の管路

以上のような流れを経て、蛇口をひねるだけで水が出るようになります。

生活する上で、水がどのようにして私たちの元に届くか深く考えることなんてなかったかと思います。

私自身この業界に入るまでは、考えることも気にすることも無かったです・・・(笑)

しかし、上記のように様々な工程を経て、私たちは安全安心な水を利用することができます。

気軽に安心安全な水を利用できる水道施設・配管に感謝しながら、日常生活で利用していきましょう!!

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